落語と江戸

江戸時代に生まれた落語。その始まりは、初代三笑亭可楽(さんしょうていからく、1777-1833)、初代三遊亭圓朝(さんゆうていえんちょう、1839-1900 )、鹿野武左衛門(しかのぶざえもん、1649-1699)ら、落語の神様と呼ばる先人たちが芝居小屋、風呂場、葦簀(よしず)で囲っただけの場所で、江戸庶民に笑いを届けたのがきっかけといわれています。江戸から現代にその流れは脈々と受け継がれ、今も巧みな話芸で多くの人たちに笑いをもたらしてくれています。

初代三笑亭可楽の墓

東京都台東区今戸の潮江院(ちょうこういん)にある初代三笑亭可楽の墓を桂歌助がご案内。

※2003年の江戸開府400年事業(東京都主催)に参加した当時の動画です。

阿武松(おうのまつ)

演者:三代目山遊亭金太郎(1956 – 2019)、ジャンル:古典落語

※2003年の江戸開府400年事業(東京都主催)に参加した当時の動画です。東京都内のお寿司屋さんで、出前寄席をした時に撮影したものです。当時のYouTubeでは、5分以上の動画をアップロードできなかったため、5本の動画に分けていたのをリメイクして、今回1本にまとめました。そのため、途中動画が途切れる箇所がありますことご了承ください。

第6代横綱阿武松緑之助(おうのまつみどりのすけ)の出世噺。能登の七見村(しちみむら)、現在の石川県能登町七見から角界を目指して江戸の相撲部屋に入門。ところが、あまりの大飯食いで破門になり能登へ返されることに。途中、川へ身を投げようと思って最後の飯を食べたところから、出世の道がひらけた。

阿武松緑之助(おうのまつみどりのすけ)
1791(寛政3年)- 1852(嘉永4年)
幕内戦歴:142勝31敗24分8預1無37休
優勝回数:5回

寄せ踊り(昔と今)

落語と言えば座って話すというイメージがある一方で、話の後に踊りを披露することもあります。
踊りを習うことで、芸風に幅が出てくるようになります。
演者:桂歌助

江戸開府400事業(2003年)当時の踊り

最近の踊り

子別れ

演者:三代目山遊亭金太郎(1956 – 2019)、ジャンル:古典落語

※2003年の江戸開府400年事業(東京都主催)に参加した当時の動画です。中野サンプラザで開催された落語会を撮影したものです。当時のYouTubeでは、5分以上の動画をアップロードできなかったため、5本の動画に分けていたのをリメイクして、今回1本にまとめました。そのため、途中動画が途切れる箇所がありますことご了承ください。

子はかすがいとなり、腕のいい江戸の大工と別れた妻が縒(よ)りを戻した話。
※かすがいとは、二つの木材をつなぐコの字型に曲がったクギのこと。

腕は確かだけど酒に溺れる大工が妻子と別れて、吉原の遊女を妻にもらったのに、すぐに出ていかれ、やもめ暮らしになる羽目に。 心を入れ替え、酒もやめて、仕事一筋になり 3年経った頃、道でかわいい息子にバッタリと出会った。

小噺(こばなし)

演者:桂 歌助

桂歌助が江戸開府400年事業(東京都主催、2003年)で、都内各地に出向いた時の小噺をまとめた動画です。

落語所作(らくごしょさ)

演者:三代目山遊亭金太郎(1956 – 2019)

三代目山遊亭金太郎(1956 – 2019)が江戸開府400年事業(東京都主催、2003年)の時に、撮影した動画をまとめたものです。
扇子や手拭いの呼び方、それらを巧みに使う様子、更に羽織の脱ぎ方とその扱い方もご覧頂けます。

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